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弊社では、マラン市内の優秀大学4校と「IT技術者の育成と招聘」に関する契約に調印をしています。
調印の内容で、候補生の日本語教育とIT技術教育については大学の責任にて行う事となっており、各大学での積極的な協力体制を構築しています。その範囲は在校生だけでなく卒業生にまで及んでいます。
今後、優秀な大学と積極的に提携を進めていきます。

1.国立ブラウィジャヤ大学(東ジャワ州 マラン市)

Universitas Brawijaya, Malang

国立ブラウィジャヤ大学は、インドネシアの東ジャワ州マラン市にある1963年に設立された国立の総合大学です。現在、12の学部を持ち、専任教員数約1000名、学生数約30000名を抱える、インドネシアでも屈指の有名校です。東南アジアの大学トップ50に入っており、インドネシアの大学の中では5位にランクされています。
過ごしやすい高原にある教育都市マランという環境もあり、インドネシア全国から学生が集まる人気校の一つでもあります。
IT分野では、WIDEプロジェクト、アジア・スクール・オン・インターネット(SOI-Asia)事業の協力校(インドネシアからは5校)であり、レッドハット・ユニバーシティー・プログラムにも加盟し、国際的な協力のネットワークに積極的に参加しています。
今回日本に招聘されるIT技術者は理数学部数学科コンピュータ・サイエンス専攻と工学部電気工学科情報コンピュータ工学専攻の卒業生です。理数学部は1987年に設立され、数学、化学、物理学、生物学、4つの学科があります。その中でも、数学科コンピュータ・サイエンス専攻は、2002年に新設された新しい専攻で、現在、約250名の学生が学んでいます。数学科の下にあるため、数学系の基礎理論をしっかりと踏まえた教育がなされていることが特徴です。
大学工学部には現在、機械工学、土木工学、水利工学、電気工学、経営工学、建築学、都市地域工学の7つの学科があり、約5000名の学生を抱えています。その中でも、電気工学科は1978年に設立され、現在59名の専任教員の元で、約1000名の学生が整った研究施設で学んでいます。
設立当初から優秀な技術者を輩出しており、卒業生はインドネシアの各方面で活躍しています。昨今のIT技術の発展と需要に伴い、情報コンピュータ工学専攻の学生も増加しています。
これらのIT関連学科は、政府機関から民間企業まで多くのパートナーを持っており、政府や各自治体、企業での社内ネットワーク構築や管理ソフトウェアやデータベースの開発、GPSを使った森林調査などの事業委託も数多く手がけています。

2.マラン・ナショナル工科大学(東ジャワ州マラン市)

Institut Teknologi Nasional (ITN), Malang

ナショナル工科大学は、産業工学部と土木・計画学部を持つ、私立の工学系単科大学です。1969年に設立され、マランでも伝統ある工学系の大学として知られています。
産業工学部には、機械工学、電気工学、産業工学、化学工学、情報工学の4年制の学科を持ち、土木・都市計画学部には、土木工学、建築学、水利工学、地域・都市計画、環境工学、測量の4年制の学科を持っています。このうち、ニキサエの技術者として参加するのは、情報工学科と電気工学科の電子工学専攻とコンピュータ学専攻の卒業生です。情報工学科は現在、一学年200名の学生を抱えています。マラン市郊外にある広大な第2キャンパスに、コンピュータ400台を持つ4階建てのコンピュータ・ラボを持ち、関連学科の約1000名の学生の実習を行っています。
また、大学に付属の研究所や団体を数多く持ち、外部から委託された調査・研究、開発プロジェクトなどを手がけています。IT分野では地方政府の情報管理システム・ウェブ開発プロジェクトを受注したり、ネットワーク分野ではシスコ・システムズ社と提携してCCNA認定資格取得のための研修を行っています。ドイツの企業とも協力し、オートメーションの分野での研修パートナーとなっています。

3.インドネシア情報コンピュータ大学(東ジャワ州マラン市)

Sekolah Tinggi Informatika dan Komputer (STIKI), Malang

インドネシア情報コンピュータ大学(STIKI)は1983年に設立され、1985年に開講されました。大学名の通り、情報工学とコンピュータ・サイエンスに特化したIT系の私立の単科大学です。
コンピュータのハードウェアからプログラミング言語、そして、情報通信の分野までIT関連の各分野を網羅した教育を実施しています。2008年から情報工学部、コンピュータ・サイエンス学部、経済学部、美術デザイン学部の4つの学部を持つ総合大学に発展し、エラン・ヌサンタラ大学(Universitas Elang Nusantara、略称Unenus)と改称する予定です。
4年制の情報コンピュータ工学専攻には、情報工学と情報システムの2つの専門分野があり、3年制の情報コンピュータ・マネージメント専攻には、ビジネス情報システム・eコマース、グラフィック・デザイン・マルチメディア、会計情報システムの4つの専門分野があります。
現在、4年制に約1500名、3年制に約500名の学生が学んでいます。理論のみならず実践に力を入れており、コンピュータ・ラボなどの施設も充実しています。また、大学のキャンパスの隣には、学生が実習などを通して起業したプログラミングやeコマースなどの会社のオフィスも置かれています。

4.ウィディアガマ大学(東ジャワ州マラン市)

Universitas Widyagama, Malang

ウィディアガマ大学は、1971年に経営、金融を柱とする経済・経営学系の私立の単科大学として設立されました。現在は、経済学部、法学部、農学部、工学部の4つの学部を持つ総合大学になっています。高等教育機関を数多く抱えるインドネシアでも有数の教育都市マランでも、4つの優秀な総合大学のうちの一つに数えられています。
1985年に設置された工学部には、現在、電気工学、機械工学、土木工学、産業工学の専攻があり、そのうち、電気工学専攻には、電子工学、通信、電力の専門分野に分かれています。ニキサエのプログラムに参加するのは、電子工学を専門とする卒業生たちです。
ウィディアガマ大学は、現在、情報工学専攻の設立を進めています。これまでも、コンピュータ・アプリケーションやIT基礎(アルゴリズムやプログラミング)の領域を強化する方針が取られてきましたが、今後、IT分野でより多くの優秀な人材を輩出していくことが期待されます。